梅雨に突入し、これを書いている浅草の日の当たらない部屋の窓の外ではしとしとといかにも梅雨です、というような雨が落ちています。心身のメンテナンス、東京滞在は予定の半分を過ぎ、なんとかこなすべき事柄を進めている日々です。
今回は、ご報告ネタ!です。
まず。
このブログでも昨年11月27日に投稿しました埼玉県羽生市の市長選の件。私が応援する斎藤万紀子さん(立候補は「さいとう万紀子」とされていましたけれど、ここでは斎藤さんとします)、5月24日投票日の結果は……なんと本当に当選されてしまいました。5期を務めた前市長が後継者に推薦した方など含めて3名の候補者が立ち、羽生市在住の私の友人が数ヶ月前には「斎藤さんにはかなり厳しい情勢」だったそうです。しかし、今年に入ってから行われた近隣市での市長選では、若い候補者が各地で当選するというような「?これは?」というような風も吹き始めている? 友人の予想も選挙直前には「もしかして……」というように変わっていったのでした。
そして、蓋をあけたら、あらま、風吹いちゃった、当選されちゃった。斉藤万紀子さん、おめでとう!
さて。
私、選挙公示日直前に羽生市で開かれた斎藤さん出馬の決起集会に行ってみたのです(以下の写真)。斎藤さんはすでに羽生市議を2期(2期目は、市長選出馬のために任期を残して辞職)過ごされています。そして、彼女の力のこもった出馬にあたっての挨拶は、ふむ、すでに場数を踏んだ毅然とし理路整然としつつも斎藤さんの温かい人柄がにじみ出る、とっても人を惹きつけるものでありました。

一方で、私はこの決起集会で斎藤さんが話した「私が市長になったなら……」を聴きながら、いやいや当選してからがなんとも大変なのだろうなぁと、当選する前から当選後のことが気になって仕方がなかったのです。
斎藤さんが一番強調していたのは、羽生市での人口減少を食い止めたいということでした。そのためにも人々が暮らすうえで魅力的な街づくりをすすめたい、そのためにも市民と市政との間の風通しをより良くしたい。市政の情報公開をよりオープンにすること、さらに市長と市民との対話を頻繁に行うために定期的にタウンミーティングを開く。選挙が始まる前から、斎藤さんは市内各地で市民との小さな対話集会を開いているようでした。そこで、「ひとりでも多くの市民の皆さんと対話し、声を聞く」。選挙で使われた幟に書かれていたのは「まっすぐ!市民目線!」でした。
つ・ま・り・さ、彼女はこれからみんなの声を反映させた市政を実施しなければならないわけです。で・も・さ、人の意見は千差万別。あちらを立てればこちらが立たず、なんてことはごくごく当たり前にいつでもどこでも起きることです。みんなの声を市政に活かす……、それはおそらくとっても難しいことであるわけです。
そして、その実現のためには新市長はまず市の職員・スタッフを味方につけなくてはいけない。職員・スタッフが市長の進めたい市政を理解し、それに前向きに取り組む環境・状況を作らなくてはいけない。20年ぶりに新市長を迎える小さな地方自治体で、それが簡単だとは私はけして思えない。きっとその環境・状況づくりには時間がかかります。その時間を、市民の方々は辛抱強く待つことができるかどうか。次の選挙まで4年。二期はいかないと、変化なんか起きないぜ。
そして、斎藤さんに限ったことでなく、選挙で語られる内容はどうしたって総花的になりがちなのを私たちは何度も見てきたし、知っている。生活を豊かに、教育を充実させる、候補者の主張は注意して聞き込み読み込まないと、それほど大きな違いもないように思えたりする。
今回の市長選挙の投票率は、46.78%でした。斎藤さんは常日頃から「投票率を上げたい」という主旨のことを言っていたはず。4年前の前回選挙での投票率47.78%を1%下回った今回の投票率は斎藤さんには残念なものだったろうと想像します。
そ・れ・で・も、彼女は選ばれました。や・る・し・か・ない。はい、彼女が全力を尽くすことに疑いはない。でも、市民の辛抱強さについては……、私には確証はなにもないわけです。けして楽観はできないよなぁ。とにかく、急がば廻れ。焦らずにね、万紀子さん。何事も、運は必要。そこはもう自身でコントロール仕切れることではありません。運を天に任せ、斎藤さんらしく翔んで欲しい、それに尽きます。
そして、私は斎藤さんの当選を奇貨に、のんびり定点観測をする機会を得たのだなぁ。いわゆる「故郷」とか、「帰る場所」とかいう意識の薄い私にとって、このような機会はなかなか持てないままなのです。今の隠れ家である台東区西浅草の地も、私には特別に故郷感はない。蛇足ながら書けば、たとえば衆議院選挙でのこの区には今は強力な自由民主党議員がいます。おそらく、長くこの地に暮らす人々の投票先はしっかり固定している。そして、新しい住民の多数はけして投票行為に積極的ではない。つ・ま・り、とてもつまらない選挙区…と書いたら不謹慎かしらね。
そんな私には、羽生市、さてどうなるか、どう変わっていくのか、楽しみなんだなぁ。でも、彼女が立ち向かう先は、強烈にし・ぶ・と・い。人は平穏な日常をまず大切にする。そのためにも、昨日と同じ今日、さらには同じ明日を望むモノ。他者の問題を解決するエネルギーよりも、自分の平穏を守ることにエネルギーを使うモノ。その圧に飲み込まれていった改革者の死屍累々がぶ厚い層をなしているのが、民主主義の歴史でもある。そんな圧の中を、な・ん・と・し・て・も、生き延びてね、万紀子さん!
まずはよく寝て、よく食べて、たくさん笑って。すべてはそ・こ・か・ら、よ。
そして羽生市民の皆さま、住民参加の面倒くささに耐えて、機会をとらえてくださいませー!


















市民との対話を重ね市民目線の市政やる、と一言で言いますが市長の立場で1年間で100回近い対話を重ねることは大変なことでしょう。市長としての公務は大きな事から些末なことまでそれこそいっぱいあるでしょうから。対話の中で、やらなければならないこと、やれれば良いが任期中には出来ないことを整理し市政の実際に反映させることはエネルギーが要ることです。
折りしも東京の杉並区長選があるらしいが4年間の対話型区政で積み上げてきた実績をさらに発展させる選挙になってほしい。