すたすたとセットで「モカシン」という単語を知りました   谷川俊太郎さん、ありがとう

2024年晩秋好日 東京都髙尾山にて 風のいたずらなのか、蜘蛛の巣に巻き付いたヤマザクラなどの葉   小野久先生撮影

……
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
……
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
……
あなたの手のぬくみ
いのちということ

絶望していると君は言う
だが君は生きている
絶望が終点ではないと
君のいのちは知っているから

絶望とは
裸の生の現実に傷つくこと
世界が錯綜する欲望の網の目に
囚われていると納得すること

絶望からしか
本当の現実は見えない
本当の希望は生まれない
君はいま出発点に立っている

1件のコメント

越境ひっきりなしの配信で谷川俊太郎さんの訃報に初めて接しました。

今よりはずっと若い頃谷川俊太郎さんの詩をよく読みました
今になってはあまり読まない

望みを絶つことからしか現実は見えない、希望は生まれない
望みを絶たれた君こそ出発点に立っている・・・
若い時には詩をことばのメッセージとして読んでいたが
もう直ぐあっちに逝く歳になってから、詩を
ことばを照射して自分の人生を振り返りながら読むようになりました
自分の人生はまだまだ浅いとは思いますが
絶望の近傍にはいても絶望の場所にはいなかった
覚れない自分は未だに屁理屈をいう

無限に広いことばの泉があって
そこからわんさと湧き出て来ることばを
絶妙な感性で掬い取る
谷川俊太郎さんがそこにいた

その谷川俊太郎さんに近づいたり遠ざかったりする
素直になれないきょうまでの自分がいる

谷川俊太郎さんの本をいろいろ読みました
自分の読み方が浅いのかもしれない
いや、自分の読み方が浅かったのかもしれない
おだやかな素直な気持ちになれた時
もう一度味読したい

谷川俊太郎さんはいってしまっても
谷川俊太郎さんのことばは残る
それが救いだ

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