なんか元気が出ないでいます。
まず、背中が痛い。かなり痛い。
日本から携えてきた薬が切れて。ところが、そのタリージェという名の薬、日本の製薬会社が開発したもので、発売されたのは数年前でした。私も昨秋に日本にちらっと行った際に寄った整形外科で「こっち使ってみます?」と勧められて、使い始めたのです。
当地プノンペンでは、探してみたけれど見つかりません。仕方がないので、以前使っていたリリカ(こちらはプノンペンで入手可)に戻したのです。おそらくその切り替え時での痛みなんじゃないかと思うのです。あるいは、タリージェのほうが効きが良い?
もしかすると、薬量の関係もあるかもしれません。インターネットで調べてみたところ、タリージェはそこそこ最大量を服用していたようなのです。それに対して、今飲んでいてるリリカ錠はまだ最大量までは余裕がある。そこらあたりに痛みの理由はあるのかもしれない。ちょっとリリカの量を増やしてみようかしら。素人が薬量を調整するってのは、あんまりよろしくないのはわかっているのですけれど。
じゃ、医者に相談するのがよいか? 私がルワンダでの交通事後で負った脊髄損傷で下半身完全麻痺を得てから、今年の夏で10年になります。事故後、ルワンダからケニアに運ばれて手術を受け、さらに日本に運ばれてリハビリテーションでの入院が約1年。痛み止めの薬を飲み始めたのは、そのリハビリ中のことでしたから、つまりまぁそれなりに経験も積んできました。
その成果として、痛みに関しては相談されても医者もなかなか答えられないモノなのだ、ということはすでによくわかっているのです。結局、薬を出す、程度のことになる。
今回のリリカについても、もし相談しても「じゃぁ、量をちょっと増やしてみましょうか」ってきっと言われるのだろうなぁ、ぐらいのことも、だいたいわかるのです。
だから、素人判断といっても、まったくの素人というわけでもない(それが危ない!という声が聞こえてくるのもわかるけど)。
そもそも、この私の痛みを感じているのは、世界で私だけなのです。それをつたない言葉で表現できるのも私だけだし、言葉で表現しきれないのが痛みでもある。
言葉で表現できないなら、身体の動きで表現してみましょう、絵で表現してみましょう…、と書くのも虚しいわけです。もっとも欲しいのは、この痛みのない生活なわけで、そこから生まれる芸術活動で痛みが減るんかい!というつっこみを自分でしちゃうんですよね。
痛いのは嫌ですよ。痛みが本当にひどいと、本を開いて活字を読むのも嫌だし、音楽も聴きたくなくなる。痛いときに、本を読んだり音楽を聴いたりしていると、痛みを忘れるような感覚というのは、実際にあるのです。だから、痛いからといって本や音楽に逃げることを止めてしまえば、痛みはますますひどくなる。
痛みが一番気になるのは、夜寝るときだったりする。つまり、暗闇で目を閉じると、5感で感じる刺激が少なくなる分、痛みに気持ちが集中しちゃうのです。痛いなぁ、眠れんなぁと思って、読書灯をつけて本を読んだり、ヘッドフォンをかけて音楽や落語を聴いたりすることは、よくあるのです。
ところが、痛みがひどくなると、それさえも嫌になる。本を読む気になれない。音楽を聴く気になれない。そして、いよいよ痛みと向き合う。負のスパイラルに入っていく感じ。
私の背中の痛みは、高さでいえば横隔膜の上のあたり、肋骨部分だけに限れば下部1~2割を残す程度のところ、そんな高さの背骨の右側を中心として発生しています。そこらあたりから上下左右に同心円状に広がっていく、そんな感じ。背骨の右側と比較すると、左側はそれほど痛くありません。とにかく、右側が痛い。そして、その最も痛いあたりは、もっとも手が届きにくい箇所でもある。痛いものだから、そこをさすりたいのですけれど、なかなかうまい具合に指先が届かない。手を肩越しに伸ばしても、脇腹越しに伸ばしても、なかなか窮屈な体勢なのです。
マッサージ器具ものにも手は伸ばしてきました。結局、手放せないのは孫の手タイプの背中叩きのような種類のものです。振動系も気持ちいいのですけれど、なぜか私が購入したものは壊れることが多い。充電できなくなる、とか。結局、孫の手に戻ってくる。
それだって、ちょっと気がまぎれるぐらいのものです。根治ってわけにはいかない。
あぁ、いやだ いやだ。
いやね、別に痛みだけが人生の問題でもない。それ以外にも、日々生きていると、どうしたって楽しくないことも起こったりします。気分がすぐれないときは、そういう身の回りのちょこちょこした世事がまた気にかかる。小さな事で、くよくよする。開き直れば、どうでもいいことなんだけれどなぁ。
さらにね、私、ここしばらくずっと「パレスチナ」関連の本を読み漁っているのです。こちらはそのうちブログに書くつもりではいるのですけれど。
そして、この「パレスチナ」関連というのが、どうしたって気持ちが荒むのです。歴史的に振り返っても、嫌だなぁ、こういうことは嫌だろうなぁ、どうしてこういうことになるのかなぁ……。あぁ、心底楽しい本ってあるのかなぁ。
というわけで、なんとも冴えないチャイニーズニューイヤー(中華正月)の元旦なのでございますよ。なんか鬱っぽい。よろしくないです。こんなブログへの投稿で、すいませんです。
ま、なんとかやり過ごしますので。こういうときはあまりジタバタせず、とにかく打たれ越す。

















中華正月元旦に痛みに耐えている村山さんの記事、身に沁みます。
それにしてもルワンダであの恐ろしい交通事故に遭われてから10年近くが経つのですね。
私は村山さんとは反対の左側の同じような部位に加えて左の腕が痛いです。私は
神経があるので頸の靱帯の骨化に影響するのが心配で振動系のマッサージャーはなるべく使わないように努力しています。これ以上激しい痛みと痺れの部位が増えるのは当面勘弁してほしいですから。
私の場合はリリカ教のような整形外科脊椎脊髄センターの専門医から呆け爺さん呼ばわりされて、『あなたの痛みにはリリカしかないんだ! これが効かないはずがない!』といわれて取り合ってもらえませんでした。食事中に激痛で箸を持って食事するのが嫌になり食事をあきらめることもありました。思い余って、ネットでいろいろ検索し、ある病院(クリニック)に行き着きました。やっと診察予約を取って行きましたら股関節と膝関節の治療(手術が主です)に特化した医院で頸椎は外れでしたが外来講師で脊髄のドクターがいるということでそちらに回されました。運よくそのドクターが話を聴いてくれて、『リリカを2年間それだけ服用して痛みの緩和が思わしくないんですね。私もあなたの頸の病は手術によって痛みが寛解するという期待は少ないし、たとえ上手くいってもずっと保証されるものではないので内科療法が妥当かと思われますが薬を替えてみましょう。最近開発されたタリージェというリリカと同じような薬があります。この薬を2週間2.5mg処方しますのでトラムセットと服用して様子を見て下さい。』と言われて服用したら、とりあえず副作用もなく痛みが楽になりました。そして3週間目から量を増やして本格的な服用が始まり現在に至っています。数年前に開発されたばかりの薬だから長く服用することによる副作用は分かりませんが今のところ激痛の緩和にはとても良い結果出ています。
村山さん、インターネットで日本の主治医にタリージェの処方をお願いすることはできなませんか?
あるいは代理人が直接病院に出向いて処方をお願いすることは出来ませんか? 処方を受けるについて私に手伝えることはないでしょうか? 早くタリージェを服用して痛みを楽にして下さい。私が役に立つことがあったら言って下さい。小野
小野先生
愚痴ブログにつきあっていただき、さらにコメントまで、ありがとうございます。
ちょうど先生の撮られた小さな花たちの写真がFacebookで流れて、楽しく拝見したのでした。
そうですか、先生にはタリージェがうまくはまったのですね。それはよかった。
私の痛みがひどかったのは、おそらく薬を変えた端境期のよくあるケースだったんじゃないかなぁと思います。
そして、とりあえずリリカの量を増やしたところ、痛みは少し治まってきたように感じています。
わざわざあちこちに動いてもらって、タリージェを入手するまでのことでもなさそうです。
お気遣い、ほんとうにありがとうございます。
痛みというのは本当に不思議です。痛みがひどくても、何かに集中するとその間は痛みをそれほど強く意識して
しんどいということは少ない。かといって痛みがなくなるわけではない。そのあたり、痛みと「つきあう」とは
うまく言ったものだなぁと改めて思うのです。なんとか痛みとつきあって、やり過ごせたらと思うのでした。
よい主治医と巡り合えるかどうかは、患者にとっては死活問題ですね。
整形外科は、どこも忙しい。2時間待って治療室に呼ばれて医者と向かい合うのは5分なんてことは
よくあることです。私は、痛み止めの薬の処方箋をだしてもらうために整形外科に行くようなものなんで
最近はこちらもそれに徹するというか、あまりこちらからあーだこーだ言わずに済ませてしまっています。
その程度で済んでいるから言える戯言なのでしょうけれど。
とにかく、はい、なんとか痛みをごまかしてお元気でお過ごしください。
これからの季節、春の花のお写真、楽しみに待っています。 村山哲也